宝蔵門と浅草メリーさん

今年4月、夕暮れの宝蔵門。コロナ騒動で境内に人がいません。奥に観音堂(本堂)、左に五重塔。宝蔵門の屋根につき出して見えるのは「花やしき」の乗り物スペースショットの柱。 前回、浅草寺の仁王門(現、宝蔵門)の話しを書いていて、ある人のことを思い…

浅草寺仁王門のかな輪

木村荘八の『現代風俗帖』(昭和27年、東峰書房)に以下のような一節がありました。終戦後、間もないころ浅草寺を訪れたときの話です。昭和20年3月10日の空襲で下町一帯は大きな被害を受け、浅草寺も本堂、五重塔、仁王門をはじめ主だった建物は焼け落ちてい…

遠くから見る山

下妻市の外れから見た夏の筑波山。30キロほど離れたところから撮っている。 茨城県の下妻は映画「下妻物語」の中でも言ってましたが、何もない・・・というのは極端で、関東平野の真ん中に位置する広々としてきれいな田園地帯です。 夏の青空と筑波山は、な…

テイッシュペーパーとアベノマスク

浅草のよくいく喫茶店でこんなテイッシュペーパーをもらった(写真・左)。 芸人の林家ペーさんのオリジナルグッツ。「林家ペー 林家パー子」ご夫婦の名前が大書されている。ペーさんは舞台の後、店に寄ることがあり、そのとき配ったもの。 使わずに取ってお…

ヘリオトロープの香りと大脳タイムマシン

6月の花の香りといえばクチナシ、スイカズラ、ヘリオトロープをあげたい。梅雨の真ん中、湿り気のある空気と生花のしっとりした香気が混じり合った水無月ならではの香りです。 ・・・と、書きはじめたが、もう7月に入りました。 今年の梅雨は、雨の日と晴れ…

川崎の有馬温泉「霊光泉」

体がクタクタに疲れたときだけにいく温泉がある。川崎の有馬温泉、田園都市線の鷺沼駅からバスにちょっと乗った市街地にあり、東京の西にいるのでそんなに遠くない。調べると電車で鷺沼駅まで18分。考えてみれば、同じ東京でも東の浅草にいくよりも近い。 幹…

鯖(サバ)の変性意識

鯖の変性意識? 鯖は魚のサバです。変性意識って言葉は、ふだんの日常の意識とは異なるいろいろな意識状態の総称でチャールズ・タートという心理学者の提唱した Altered state of consciousnessの訳語です。 はて? そう言われても意味不明・・・いえ、単に…

女竹と姫竹の食べ比べ

いつもの若林公園の外れ、ちようど松陰神社の入り口辺りの植込みは、この時期、口紅色(?)をしたヒナゲシが満開。その周りから細いタケノコみたいなのが芽を出していた。たくさん出ていて、もしかして食べれるかもと、採ってきた。根元から簡単に折れる。 …

トラフズクの鳴き声

4月18日、この日は午前中まで大雨、陽が沈むころになって晴れ間が広がり、澄んだ西空に金星がプラチナの大粒みたいに輝いていました。 夜半、若林公園のクロマツの林で妙な鳴き声を聞いた。「ホーッ」というか「フーッ」というかうまく表記できない単発的な…

「下の下」か「幻魚」か

明日、新型コロナウイルスの感染拡大に対する措置として、政府の緊急事態宣言が七都府県に出されるとメデイアで報じられています。 世の中は、こんなこと書いてる状況ではないのかもしれませんが、日常生活の方はしっかり対応していただくとして、ここではい…

博多人形と「紫色の火花」

近所のリサイクルショップを通りがかったときのこと。道路脇に棚が置いてあり、カゴの中にお茶碗や湯呑、皿などが山盛りになっている。不用品の食器類でどれも100円の貼り紙・・・前回の古本と同じですね。 その中に素焼きの白い人形が逆さまに放り込まれて…

山口草平、立野道正の挿絵

豪徳寺駅前の商店街にある小さな古本屋さん、空き倉庫にスチールの棚を並べた仮設店舗のような造りで入り口に一冊100円の棚がある。店の向かいの鶴の湯にいくとき、棚が目に入りついのぞいてしまう。 先週、そこに並んでいた『現代 大衆文学全集 21 澤田撫松…

ポンカンはトロピカルフルーツ

ドリアンとタマリンド。暑い国のフルーツは形が面白いところもいい。 トロピカルフルーツが好きです。南の国の果物に開眼したのは、バングラデシュの村でジャックフルーツ(波羅蜜)を食べ感動したときでした。そのことは、以前、ブログに書きました。 それ…

未来は今・・・臨海副都心とウルトラQ

毎年、春、秋の二回、お台場の国際展示場に通っている。もう20年以上になります。 ここは、通称、東京ビッグサイト、巨大なロボットみたいな建物(会議棟)で知られていますが、大きな展示場がいくつもあって、そこをうろうろしている。とにかく広いので歩く…

食い千切られる・・・ソクラテスの人面パイプ

朝、目が覚めると枕元に紙の小片が散らばってる。ボール紙、ペーパータオルのような紙、横文字の紙の切れっぱし・・・はて? あっ、あれは大丈夫か? と慌てる。布団を動かさずに、シーツの上をゆっくりと手で探る。 あった! 中身は無事でした。横文字の紙…

似ている・・・腕足動物の化石と水草の実

今年も残すところあと僅か。この間、9月からブログの更新がとまっていました。今朝、今年中になにかアップしなきゃと思い立ち、前から気になってたことを書いてみました。 というのは、古生代の腕足動物スピルファーの化石と水草の菱(ヒシ)の実がよく似て…

夜の雷雲はけっこう綺麗

昨日は夕方、ゲリラ豪雨に見舞われました。天気が急変し、近くで稲光と落雷の音が轟く。その後、雨はあがって、夜になると雲間に星が見えました。 11時ぐらい、外に出て歩いていると東の方向、夜空が光った。雲の向こうで白い光が間歇的に瞬いている。それが…

戦前のフリーメイソン、秘密結社の本と焚書

上/『日本に現存するフリーメーソンリー』(大沢鷲山著、内外書房刊、1941)、『支那を繞り政治・経済・並に宣伝に活躍する上海猶太銘鑑』(国際政経学会編、国際政経学会刊、1937) 下/『秘密結社』(F.Ligreur原著、藤田越嶺訳補、東京高原書店刊、1934…

野鳥の羽を集める

近くの公園で見つけた野鳥の羽を額に入れてみた。左からワカケホンセイインコ、 キジバト、 ツミ、 オナガ。 梅雨明けから東京では、気温35度、湿度70パーセントの日が続いている。馴染みの浅草はあい変わらず外人観光客でいっぱいですが、この蒸し暑さに参…

バングラデシュ・・・ハルマゲドンとノコギリエイ

ダッカ市内の船着場。ドラム缶を運んでいた。岸辺のどこにもコンクリートや金属、石、木の建造物がなく、すべて土で水辺は泥々。ゴミやガラス片のない泥土なのでみんな裸足でした。 ここも市内の川辺。オレンジを積んだ小舟。ぐるりと見渡すと低平な大地で、…

下谷「坂本富士」のお山開き

上の写真、中央の左上に山の頂上に登る人の姿が見える。手前の門の脇で手を合わせているのは神の使いのお猿の石像。雨あがり、草木は瑞々しく、濡れた玄武岩の黒々とした光沢、とってもいい。 6月30日、下谷の小野照崎神社にある「坂本富士」のお山開きにい…

アブサンと「緑の妖精」の秘密

キッチンの洗い桶の下の扉を開けたら埃をかぶったビンが出てきた。ワイン? もともと下戸だし、置いた覚えがない。誰が、いつそこに置いたのか分からない。 手にして栓を捻るとカチと開封した音がしたので、それにつられて衝動的に舌に流しこんでしまった。…

雀鷹(ツミ)の声、海馬(トド)の匂い

タイトル、漢字のクイズみたいですが、ツミは猛禽類、小型のタカ。トドは北海道の海にいる馬のように大きなアシカ・・・ではないですが、だいたいそんな動物。 雄の成獣は1トンにもなるとか。 正確な説明は検索すれば出てくるのでそちらをご覧ください。 上…

手塚治虫さんの3つの夢

近くの公園、一本だけ満開の桜。タカトウコヒガンという名の伊那盆地、高遠の彼岸桜でした。少し離れたところから見ると、小振りの淡い桜色をした花が枝を覆っている様は、まるで大きな綿飴のよう。 杏(アンズ)と木瓜(ボケ)の花は、ほころびかけている。…

竜涎香の香り(1)

上の写真は竜涎香(アンバーグリス)。竜涎香はマッコウクジラの体内で生じた結石様の塊を乾燥させたものです。その塊は通常ヤシの実ほどの大きさで、写真は、それを小分けしたもの。 香りを確かめたくて、4カ所から集めました。サンプルが一種類だと、こう…

かわいい古代 インダス文明の宇宙人?

2月は今日でお終い。今朝、住宅街の一角に沈丁花の香りが漂っていました。暖かな日には、香気の発散が増して香りが強くなる。毎年、この香りを聞くと、冬の終わりを感じます。 かわいい古代、ついでにもう一つ。パキスタンのアフガニスタン国境沿いのクエッ…

かわいい古代 ルリスタンの発掘品

「かわいい古代」の続きです。昨日と同じように古代の発掘品の中から、「かわいい」にプラスして現代っぽい「ポップカルチャー」的なものを選んでみた。条件が、かわいいだけなら、それなりにあるのですが、二つの条件になると、あまり多くはないんですね。 …

かわいい古代 メキシコの土偶

上の写真、両手を腰にあてたスーパーマンのパワーポーズ、ベテイちゃん(?)みたいな頭、最初は、発掘品とは思えなかった。 かなり偶然っぽく入手したものですが、目と上瞼、下瞼の造形の特徴から、地域は中南米、コリマの土偶かなと見当がつきながらも、本…

インドネシアの昆虫、すごくいい

昨年の後半は、イエローサファイアがいい、いや、火星の大接近もいい、と鉱物と星のどっちがいいか迷ってるうち、晩秋になって昆虫もいいんじゃないかと思いはじめ、決着はつかないまま、というか、別に順位を決めるような話でもないので、今に至っています…

大寒の朝の光とカラーストーン

年明けから冬晴れの日が続いています。大寒に入って、朝のひと時、テーブルの上に白い紙を敷き、小さなカラーストーンの原石をザーッと転がして見ています。 低い角度から差し込んだ陽の光が透明や半透明の石にあたると透き通って赤やオレンジ、緑、青、グリ…