2017-01-01から1年間の記事一覧

冬至の朝の光

12 月の大雪から2 月の立春ぐらいまでの朝の光が好きです。あけぼのといえば、春となるでしょうが、旭光ならば、この時期を推します。一年を通し最も極まった光と言った感じでしょうか。空気中の湿気が少なくなり、普段、見ているものがよりクリアーになるの…

大理国の小皿

日曜日、早起きして京王線で高幡不動の骨董市にいってきました。水曜日、法華経寺の骨董市で下総の古寺の雰囲気が心地よかったので、今度は、武蔵の寺にといった気持ちになってのこと。 真っ青な青空、駅前の商店街を少し歩くと多摩丘陵の紅葉した山と赤い五…

南宋青磁の小皿

京成線中山駅にある法華経寺で年二回、春秋に開催される骨董市にいってきました。 駅から続くなだらかな上り坂に沿って門前町があります。寺は、起伏のある地形の一角、まわりは小山でその底面にあたる敷地に境内が広がっていて、山門、五重塔や大仏、いくつ…

猫つながり

昨日の朝、 松陰神社駅で電車を待っていると、対向側に猫の顔を描いた電車がやってきた。 車体正面の人相ならぬ猫相、それに白目のところが黄色ってことから、沿線の豪徳寺の招き猫を模したペイントのよう。後で調べると、路線の開通 110 周年の記念でやって…

逝きし世の浅草の絵

「浅草スケッチ 昭和十三年」と裏の板に書かれている絵、一目でどこか分かった。中央の石橋は、浅草寺の本堂の西側の池にかかっている「神橋」。都内最古の石橋といわれてます。 橋の上に着物に髷を結った女性が二人、下の池に白い鯉が泳いでいる。 後ろに浅…

インドの匂い・ほんの少し前の世界

上の写真・・・南インドの山の周りを一周、毎晩、歩いてたときのこと。手前が豚で、後ろに犬。昼間は暑くて歩くのが難儀なので、夕方寝て真夜中に起き出発、朝、戻ってくる(そういえば、東京オリンピックのマラソンでは、夕刻スタートの提案がありますね)…

近所の神社をハクビシンが歩いてました

上の写真、千葉県関宿の江戸川の河川敷にいたタヌキ。 1メートルぐらいか、大きくて胴回りも太い。図鑑ではホンドタヌキの胴長は 50 〜60センチとのこと。タヌキってこんなに大きくなるんでしょうか? 真夏の蒸し暑い夜、 いつも歩いている天祖神社の境内で…

ど〜ん、としてる

最近、見つけてきたものをお皿に盛ってみました(上の写真)。 街を歩いてて、なんか妙なもの、面白いもの、変わったもの、早い話し、その時々、気になったものを集めてました。過去形なのは、そのまま続けていたらゴミ屋敷になってしまう恐れがあり止めてい…

街歩きと巨樹

3 月になり沈丁花の香りが漂っている。その生っぽい香りは、啓蟄(けいちつ)の香りとも言えるようです。 啓蟄 は「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)時期のこと、そういえば昨夜、雨上がりの濡れた路上をガマガエルが歩いていました。 年明け、「兆しの香り…

ジャワ島の女神

ジャワ島の青銅仏、後ろ姿です。体の前面は、青錆に覆われ地肌がよく見えない。 頭部と膝に潰れた跡か、小さな穴が開いている。 錆は、顔のある体の表の方に厚く、背の方は比較的薄い。そんなわけでクリーニングをしてみました。地を痛めないように布ブラシ…

蠟梅(ろうばい)と枇杷(びわ)の花の香り 

大寒に入り、蠟梅(ろうばい)の花が開花している。庭木や公園の植木として植えられているのでよく目にします。 出だしから少し横道に逸れますが、何日か前、冬鳥のツグミとジョウビタキ、それにホオジロも見かけました。一年で今が一番寒さが厳しいんだな、…