(右、桑の葉の上に実をのせた。赤い実はまだ完熟していない。完熟した実は甘く、そのまま食べるのもいい。左、今朝、枝から落ちてきた梅の実。黄色から紅色に完熟した実は柔らかく、そのまま食べると杏に似た、それでいて爽やかな味。桑も梅もフルーツなん…
美唄(北海道)から届いたダンボール箱、開けると焼き鳥のパックが詰められていた。一緒に蕎麦も入っている。 ふつうの焼き鳥とはちょっと違う。鶏のモツが五つ串に刺してある。それぞれ違う部位で、レバー、砂肝、ハツ、キンカン(卵になる前の「卵」)、端…
(中央のヒトデ(?)みたいな塊が臥竜の松。後方に弁天堂が見える) 連休中、用事ができ新小岩にいく。駅からはバス、「松本弁天」という停留所で降りる。江戸川区松本1丁目にある弁天さまなので松本弁天。 用事はすぐ終わり、天気もいいし、薫風に誘われ付…
(野イチゴの葉陰にたたずむ星の王子さま(人形)。今年はもう実が熟してきた。赤くなった実を採って、そのまま食べる。甘さは薄いが、柔らかく口の中でとろんと溶けるところがいい。) 「真の贅沢というは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。」(…
桃の花はいい。梅と桜の間で、存在感としては影が薄いが文字通り桃色・ピンクの花、真っ直ぐ伸びた枝にもっちり花がついて、派手さではダントツ。桃の前では梅も桜も霞んでしまう。 それが詩歌の世界になると、もっぱら梅と桜。桃の影が薄いのは、派手で目立…
2月も下旬、昼間の空気がぬるんできた。青空に白味がかっている。近所の河津桜は薄紅紫の花が満開。今年も来るかなと気になっていたジョウビタキが庭に姿を現した。春、シベリアの方にいく前に平地に移動してくるんだけど、ここには一羽だけでやってくる。 …
この間、しばらくお休みしてた。とくに変わりなく過ごしてました。 「昼の銭湯の味を覚えたら、立身出世しようなどとは夢にも考えられなくなる」・・・詩人の田村隆一が「ぼくの銭湯論」で書いている。新聞記事の孫引きですが、まあ、確かにね、言える、言え…
渋谷駅の構内、井の頭線の改札口に向かう通路の壁に大きな絵がある。岡本太郎の「明日の神話」(1969年)、迫りくる炎の赤い舌、巨大な目玉、中心に燃える骸骨の人間と不気味な光景。 この絵が設置されたとき(2008年)、でっかい絵だなー(幅30メートルもあ…
畑のトマトが赤く色ずき、毎朝、もう収穫かと見ていたのですが、気づいたら大きな穴があいていた。庭に畑を作り野菜を作っている。ウクライナやロシアのダーチャ生活の動画を見ているうちに自家菜園の真似事をしたくなった。 えっ、鳥? いつも来ているキジ…
さくらももこさんのエッセイ『たいのおかしら』に笑気ガスの体験記が載っていた。歯医者さんの椅子に座ったさくらさん、『人工楽園』(ボードレール)のような白昼夢が現れるや、あっという間に消え去る・・・手品にびっくりしているみたいで可笑しかった。 …
(師走の浅草寺、恒例の羽子板市でのこと。境内に羽子板を売る露店がたくさん並ぶ。その中で、これだけフツーじゃない雰囲気。なんか妖しい。目が飛んじゃってる。) 「鯛の目玉」って、ご存知でしょうか? 江戸時代の隠語で「恋情。男女間の愛情」のことら…
ガザニアの花。例の弦巻のコンビニで野菜のアイスプラントを買ったとき、向かいの棚に並んでいた鉢が目に入った。やっぱり第一印象が大きい・・・輪郭が異様にくっきりした花、なんか気になり一緒に持ち帰ってきた。 写真だとなんかチープな造花っぽく、人を…
弦巻の八百屋さんによくいく。コンビニの敷地の中、駐車場の脇にあるテント村ふうの露店、そこが御目当ての八百屋さん。日によって、珍しい野菜が並んでいたり、法外に安かったりと面白く、つい覗いてしまう。 そこで見つけたアイスプラントという野菜、マッ…
葛飾北斎の富嶽三十六景、「尾州不二見原」。名古屋の前津から見た富士山。 桶のタガの中に富士といったユニークな構図、のぞきからくりのような遊び心が面白い。 江戸時代、同じ前津の地から山を眺めていた変わり者がいた。北斎よりも少し前、横井也有とい…
前回、2月の下旬、ジョウビタキが来たあと、3月のはじめツグミが現れた。ともに秋、シベリア方面から日本に渡ってきて山野にいたのが、冬も終盤、山の餌が少なくなると平地に移動してくる。 ジョウビタキやツグミに春を感じる。壺中天の中に春が飛び込んでき…
立春がすぎ雨水、少し前まで夕方5時になると暗かったのが、いまは近所の家の屋根にオレンジ色の夕日が差している。このところ花桃の蕾の膨らみが目立ってきた。とはいえ霜柱の立つ朝もあるし、北風はまだ冷たい。 天気のいい朝、土の地面が銀色に輝いていた…
旧約聖書のユダの獅子(ライオン)に由来する紋章。エチオピアの発掘品で土がこびり付いている。時代としては、近代に入ってから造られたもの。以前のエチオピア国旗は、中心にこのライオンが描かれていた。また、音楽のレゲエ、ラスタのシンボルでもある。 …
渋谷のハチ公前、妙にすっきりしている。海外の観光客の長い行列ができていたのが嘘のよう。ハチ公と一緒に記念写真を撮る順番待ちの列だけでなく、周りはいつも人でいっぱいだった。 視界が開けるとハチ公の前足が目につく・・・表面がツルツル、銅光りして…
12月の快晴の朝、駒沢給水塔の近くを歩いていたときのこと。 このあたりは高台の閑静な住宅街で夜遅くなると人通りは少ない。深夜、道路の反対方向からやってくるタヌキと鉢合わせすることがある。真正面から見るタヌキの顔は、一見、犬のポメラニアン、たて…
前回のブログ、椎の実の話しのなかで、大きくて丸っこい形の実を1930年代のソ連(ロシア)の戦闘機イ-16のようなイメージと書いた。 上の写真は、1998年、ニュージーランドのワナカで開催された航空ショーのイ-16。なんだかオモチャの飛行機みたい。 そうい…
(塔の話しで・・・昨日の夕方、京葉道路の小松川橋から見た船堀タワー(115メートル)。 西日を受け、眩く光る塔。荒川の川面に黄金色の反射像が映っている。車から見た一瞬の光景でしたが、凡百の現代アートより1000倍はいい。美麗です。 このあたりの荒川…
(上の写真、昨日、撮ってきました。今日は冷たい雨、このところ天気がコロコロ変わっている。築57年ですか、きれいに塗装されているので秋の陽に映え、真新しく見える。) 謎の塔・その1 塔の話しの続きです。「塔は、駒沢オリンピック記念塔、駒沢給水塔、…
(前回、塔の話しでまだ途中でした。上の写真は、かつて上野の不忍池の近くに建っていた通称「五重塔ビル」。高さ112メートル、26階建の高層ホテルで1994年から2007年までの13年間存在した。当時は変な形のビルと言われてましたが、時代を超えた独創的な建築…
(駒沢給水塔。 高さ33.6メートル、ずん胴の円筒形、屋上は王冠みたい、真ん中に球の飾りが特徴。江戸川乱歩はこの塔を見て怪人二十面相のアジトをイメージしたとか。大正時代に建設され、現在は閉鎖されているので事実上、よく補修・整備されている廃墟とい…
乳香(フランキンセンス)の若木。新しい葉が次々と出てきた。 先月のはじめ、梅雨の長雨で枝葉がみんな落ちてしまった。細長い棒みたいな茎のまま一ヶ月がすぎ、日本の気候では無理だったのかなと諦めかけていた。 8月になり盛夏が戻ってくると、茎の先に小…
上の写真は、北アフリカのサハラ砂漠に落ちていた石器。砂が風に飛ばされ、地形が変わると埋まっていた石器が地表に出てくる。フランスの業者(トレジャーハンター)が拾い集めてきたものを譲ってもらった。 サハラ砂漠は、アフリカ大陸の北部11カ国にまたが…
梅雨の長雨、窓際に置いて眺める観賞用カボチャ。坊ちゃんカボチャとかブッチーニとかいろんな品種がある。左の卵と見比べ、小さいなーと感じるがこれで成果、食べれます。カボチャのプリンはお勧め。 人間の知っている快楽の種類って「パンとサーカス」の古…
神の字の「申」がクルクルと回っているのはカミの顕現と見た。カミの憑いた字。トランス状態になって書いていたのではないか。神と言っても、聖書やコーランの神ではない。神社に祀られている神々が登場する以前の弥生時代のアニミズムのカミ。 古事記以前の…
上の写真は近所の線路を横断中のタヌキ。二匹いましたが、一匹はすでに渡りきって見えない。今週のはじめ世田谷線の松陰神社前駅と若林駅の間にある踏切から撮りました。 世田谷線は三軒茶屋と下高井戸の間を結んでいる二両編成の鄙びた路面電車。全長5キロ…
(芝生に現れた小さな穴。周りに地中の土が微小な球になって積もっている) 朝、犬のJを連れて歩いている。近くの公園にある芝生の敷地をよく通る。冬の季節、芝生は枯れていて、ところどころ土の地面が表れている。 3月の初め、敷地内に小さな穴がたくさん…